小鳥やハムスターなどの小動物もペット火葬は可能?
ペット火葬は、犬や猫などのペットの火葬を行うサービスです。 近年では、「ペットを大切にお見送りしてあげたい」と考えるご家庭も増え、自宅で火葬が行えるペットの出張火葬サービスの利用者も増えています。 ペット火葬では犬や猫だけでなく、小鳥やハムスター、うさぎなどの小動物の火葬も可能なのでしょうか? 今回は、小動物のペット火葬について解説します。
目次
・小動物でもペット火葬は可能? ・小動物のペットを火葬する方法 ①ペット火葬業者やペット霊園に依頼する ②自治体で火葬する 小動物のペットを自宅の庭に埋葬しても問題ない? ・ペット火葬で小動物のお骨は残る? ・まとめ
小動物でもペット火葬は可能?
近年、体が小さくて飼いやすい小動物をペットにする方が増えています。そんな中、小動物のペットも、犬や猫同様にしっかりと火葬してあげたいと思う方も多くいらっしゃいます。 小鳥やハムスター、ウサギ、フェレット、モルモット、ネズミなどの小動物(極小動物)の場合でも、もちろんペット火葬を行うことは可能です。 ただし、小動物のペットは火葬炉の性能によっては遺骨が残らないため、返骨を希望する場合は事前にペット火葬業者などに確認しておきましょう。 小動物のペット火葬を行うにはいくつか方法があるため、ご希望に合わせて選ぶことが大切です。
小動物のペットを火葬する方法
それではここから、小動物をペット火葬するにはどのような方法があるのか順番に見ていきましょう。 ペットをどう見送りたいか、ご家族の希望に合った火葬方法を選ぶことで、安心してペットの旅立ちを見送ることができるはずです。
小動物のペットを火葬する方法①ペット火葬業者やペット霊園に依頼する
小動物のペットを火葬するには、ペット火葬業者やペット霊園に依頼する方法が一般的です。 最近ではペットを火葬するための固定炉を備えたペット霊園だけでなく、ペット専用の火葬炉を車内に積んだ移動火葬車による「出張火葬サービス」も増えています。 火葬場にご遺体を持ち込む必要がなく、思い出の詰まった自宅での葬儀をすることができます。 最新型の火葬炉を使用しているペット出張火葬業者であれば、自宅で火葬をする際も煙や臭いなど近隣の迷惑になることもありません。 ペット火葬料金の相場はペット霊園やペット火葬業者によって異なりますが、小動物の場合7,000円〜17,000円が相場です。 ほかのペットと一緒に火葬を行う合同火葬や個別で火葬を行う個別火葬、立会火葬など、それぞれの特徴を確認して、どの方法にするか選ぶことができます。
小動物のペットを火葬する方法②自治体で火葬する
小動物のペットが亡くなったとき、お住まいの地域の自治体に遺体を引き取ってもらうことも可能です。 ただし、自治体では引き取った小動物の遺体は一般廃棄物として扱われ、野生動物やほかのごみと一緒に焼却されるため、返骨・供養はできません。 料金の相場は自治体によって異なりますが、小動物の場合1,000円〜5,000円で、ペットの重さによって料金が異なる自治体も多くあります。自治体での火葬は費用は抑えることはできますが、小動物をはじめペットのご遺体はほかのごみと一緒に焼却されるため、精神的負担がかかることも事実です。 葬儀をして手厚くお見送りをしてあげたい場合は、ペット火葬業者に依頼することをおすすめします。
小動物のペットを自宅の庭に埋葬しても問題ない?
小さな体の小動物であれば、自宅の庭などに埋葬しようと考える方も多いでしょう。 分譲一戸建てであれば、自宅の庭などの敷地内に小動物のペットのご遺体を埋葬しても法律的な問題はありません。 ただし、マンションやアパートなど賃貸物件の場合、敷地はすべて大家さんや不動産会社の所有地となるため、埋葬は禁止です。 インコやハムスターなどの小動物でも、土に還るまで数年〜数十年かかることがあり、場合によっては臭いや虫の発生リスクも高まるため、一戸建てであっても庭に埋めるのは避けた方がよいでしょう。
ペット火葬で小動物のお骨は残る?
ほとんどのペット火葬業者では、希望をすれば火葬の際にペットのお骨を残すことができます。 ただし、ハムスターや小鳥などの小動物(極小動物)の場合、お骨が小さく脆いため、 火葬の技術が乏しいと崩れてしまうことがあります。 ペット火葬業者によってお骨の取り扱いが異なるため、事前にホームページで確認し、分からないことがあれば問い合わせて明確にしておくと安心です。
まとめ
今回は、小動物のペット火葬について解説しました。 犬や猫同様、小鳥やハムスターやウサギなどの小動物も火葬を行い、丁寧にお見送りをすることができます。 ご家族の気持ちに合わせて火葬方法を選んで、最愛のペットとゆっくりと最後のお別れをしましょう。